「移動平均線」はFXだけでなく株式や先物などのトレードにおいて、最もよく使われるテクニカルツールのひとつと言えます。
多くの市場参加者が利用しているテクニカルツールなので、トレードをするうえで非常に強く意識されるため仕組みや使い方を覚えておくとかなり重宝することは間違いないです。
また、移動平均線はローソク足上に表示されるので視覚的に捉えやすく、相場分析をするうえで非常に有効的に活用することができます。
・移動平均線から読み取れることはなにか?
・移動平均線をどのように用いて売買ポイントを判断するのか?
移動平均線の基礎から応用までをしっかり身に着けることで再現性の高いトレードができるようになります!
最後まで記事を読んでトレードの質を高めていきましょう!
注) トレードは複数の口座でリスク分散しましょう!
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1.移動平均線から分かること
移動平均線は、過去の一定期間の価格平均を連ねて表示した線で、相場がトレンド相場かレンジ相場か視覚的に捉えることができます。
また、価格の上下によるノイズを除去して、値動きの方向性をより明確に示してくれるので、トレンドの方向や強さを容易に判断することもできます。
ー トレンド相場
トレンド相場では高値や安値を更新し続けるため、ローソク足は移動平均線の上下どちらかにとどまる状態となっています。
■移動平均線が上向きになっている
⇒上昇トレンド
■移動平均線が下向きになっている
⇒下降トレンド
となっていることでトレンド相場であることを示しています。
【上昇トレンド】

【下降トレンド】

ー レンジ相場
レンジ相場では移動平均線がほぼ横ばいで、ローソク足は移動平均線の上下に振れている状態となっています。
価格が横ばいなので移動平均線は水平に近くなりレンジ相場であることを示しています。
【レンジ相場】

ー トレンドの方向や強さ
移動平均線の傾きは相場の方向を示します。
価格の勢いが強ければ強いほど、移動平均線の傾きも大きくなるため、移動平均線の角度の大きさからトレンドの強さを判断できます。
トレンドが強いときは移動平均線を割ってもすぐにトレンドが発生する傾向があります。
【トレンド強さ】

2.グランビルの法則
グランビルの法則は、ジョセフ・グランビル氏が考案したテクニカル分析です。
グランビルの法則では価格と移動平均線の関係が重要なポイントとされるため、移動平均線を利用し具体的な売買ポイントを探すうえで役立ちます。
強いトレンドが発生すると、価格は移動平均線から離れていきますが、長期的には移動平均線の近くまで戻ってきます。
そして再び大きな値動きが発生すると移動平均線から離れていく、いとった動きを繰り返していきます。
こうした移動平均線とローソク足の関係性に着目して、売買ポイントの判断に用いることができるのが「グランビルの法則」です。
ー グランビルの法則の売買パターン8つ
グランビルの法則には、買いパターン4つ、売りパターン4つ、合計で8つの売買ポイントがあります。
下の図で、その売買ポイントをまとめています。
それぞれの売買ポイントを理解し、トレードに役立てましょう!
【グランビルの法則:売買パターン】

・買いパターン①
1つ目の買いパターンは「横ばいまたは上を向きつつある移動平均線を、ローソク足が上に抜けた場合」です。
下降トレンドから上昇トレンドに転換する最初のポイントを狙います。
下降トレンド中は、移動平均線が右肩下がりになり、ローソク足は移動平均線よりも下側で推移します。
しかしトレンドの終盤となって下落の勢いが弱まると価格が底打ちし、それに伴って移動平均線の角度も横ばいとなり、ローソク足と移動平均線が近づいてきます。
このような状況で価格が上昇すれば、移動平均線を上抜け、トレンド転換となって大きな反発が期待できます。
そして、単純にローソク足が移動平均線を上に抜けるタイミングだけでなく、ダブルボトムや逆三尊などの相場の反転を示すチャートパターンと組み合わせたり、トレンドラインや水平線のブレイクアウト、リターンムーブなどと組み合わせると、より高い精度でエントリーができるようになります。
1.移動平均線が横ばいまたは上をむきつつある(横ばいということは転換を示唆)
2.ローソク足が移動平均線を上抜ける
3.反転を示すチャートパターンと組み合わせる
↓サンプル画像

・買いパターン②
2つ目の買いパターンは「移動平均線が上向きで、ローソク足が一時的に移動平均線を下回ったとき」です。
上昇トレンド中の押し目を狙ったエントリーパターンです。
上昇トレンドの発生中は、ローソク足が移動平均線よりも上側で推移しますが、大きく上昇したタイミングで買うと高値掴みになる危険性があります。
そこで、より有利な価格でポジションを持つために、移動平均線を利用して押し目を探す方法です。
この方法を利用してトレードする場合は、すでに価格がしっかり上昇している、高値安値を切り上げている、移動平均線の傾き、ダウ理論と照らし合わせ上昇トレンドが明確であることを必ず確認しましょう。
価格が移動平均線の下に抜けると、そのまま大きく下落してトレンド転換となる可能性もあります。
上昇トレンドの継続を確認するために、ローソク足の形状もあわせて見ておきましょう。
上昇トレンドが明確であることを確認したうえで、トレンド中の押し目を狙ってエントリーしましょう。
1.ダウを確認(高値・安値を更新)
2.移動平均線の傾き確認
3.意識される抵抗帯やチャートパターンを確認
↓サンプル画像

・買いパターン③
3つ目の買いパターンは「移動平均線が上向きで、価格が移動平均線の近くまで下落するものの、下抜けることなく再上昇するとき」です。
トレンド中盤~終盤にかけての伸びを狙うパターンです。
買いパターン③は、買いパターン②と同じく、トレンド継続中の押し目買いを狙いますが、移動平均線を下に抜けているかどうかの違いがあります。
売り圧力が弱まっており、上昇トレンドの中盤~終盤にかけての上昇につながりやすく、トレンドの最後の伸びを捉える買い増しに対応することができます。
移動平均線を下抜けしない段階で買っていくのは難しいと感じる人もいるかもしれませんが、買いパターン②と同様にローソク足の形状で反発を確認したり、水平線やトレンドラインを併用してエントリーの材料を補強するとよいでしょう。
1.ダウを確認(高値・安値を更新)
2.移動平均線の傾きの強さを確認
3.意識される抵抗帯やチャートパターンを確認
↓サンプル画像

・買いパターン④
4つ目の買いパターンは「移動平均線を大きく割り込んで売られすぎたとき」です。
一時的な価格の行き過ぎを狙って、逆張りをしかける手法になります。
ローソク足が移動平均線よりも上にあるときを上昇トレンドと考えるならば、買いパターン①~③は上昇トレンドに対する順張りを狙うのに対して、買いパターン④は上昇トレンドに対して逆張りする手法です。
エントリーの際は、現在の価格が移動平均線から十分に離れていることを確認しましょう。
直前まではローソク足が移動平均線よりも上、もしくは移動平均線のまわりでおおむね横ばいに推移しており、あくまで一時的な下落にとどまりそうな場合に有効です。
パターン④は逆張りエントリーとなるため、トレンド方向への大きな上昇は期待きません。
そのため、比較的短期間での利益確定や損切を行い、ポジションを長く保有しすぎないように注意が必要です。
具体的には、ローソク足が再び移動平均線にタッチしたら利益確定の目安となります。
価格が下げ止まらず、下落トレンドが継続していく可能性も考えて、直近の高値・安値やチャートパターンを考慮して損切のポイントも必ずエントリー前に決めておきましょう。
1.移動平均線から強く大きく乖離したことを確認する。
2.上位足のトレンドも確認する。
3.意識される抵抗帯やラウンドナンバーを確認する。
↓サンプル画像

・売りパターン①
1つ目の売りパターンは「横ばいまたは下を向きつつある移動平均線を、ローソク足が下に抜けた場合」です。
上昇トレンドから下降トレンドに転換する最初のポイントを狙います。
買いパターンと同様に、新規でポジションを持つポイントとしても有効です。
下降トレンドへの転換点を狙う場合には、それまでに上昇トレンドが十分な期間が続いており、ローソク足が移動平均線の上を推移していたことを確認しましょう。
ただし、単なる押し目となって、再度上昇トレンドが継続するケースも考えられるため、サポートやレジスタンスを確認して安値をしっかり割り込んでからエントリーしたり、ローソク足が力強く移動平均線を下抜けたかどうかに注目しましょう。
1.移動平均線が横ばいまたは下をむきつつある(横ばいということは転換を示唆)
2.ローソク足が移動平均線を下抜ける
3.反転を示すチャートパターンと組み合わせる
↓サンプル画像

・売りパターン②
2つ目の売りパターンは「移動平均線が下向きで、ローソク足が一時的に移動平均線を上回ったとき」です。
下降トレンド中の戻りを狙ったエントリーパターンです。
下降トレンドの発生中は移動平均線が右肩下がりとなり、ローソク足が移動平均線よりも下側で推移します。
価格が大きく下落したところで売ると、安値売りとなってしまうため、より有利な価格でのエントリーを狙うために有効なパターンとなります。
買いエントリーのときと同様に、移動平均線での反発を確認するためにローソク足の形にも注目しましよう。ヒゲを作って反発したり、実体をともなって再度下落したことを確認すると、より確実なエントリーになります。
1.ダウを確認(高値・安値を更新)
2.移動平均線の傾き確認
3.意識される抵抗帯やチャートパターンを確認
↓サンプル画像

・売りパターン③
3つ目の売りパターンは「移動平均線が下向きで、ローソク足が移動委平均線の近くまで上昇するものの、上抜けすることなく再下落するとき」です。
トレンド中盤~終盤にかけての伸びを狙うパターンです。
売りパターン③は、売りパターン②と同様に戻り売りを狙うパターンですが、ローソク足が移動平均線を上抜ける前にしかける点が異なります。
価格が大きく反発する前にエントリーするため、売りの勢いが強い下降トレンドの中盤~終盤にかけての最後の伸びにポジションを追加する際に有効です。
移動平均線よりも下側でエントリーするので、ローソク足の形状や意識されている抵抗帯など、根拠となるチャート分析も組み合わせることでエントリーの精度があがります。
売りの勢いが強いタイミングを狙ってエントリーするため、移動平均線がしっかりと角度をつけて右肩下がりとなっており、下降トレンドがはっきりとしていることが重要です。
移動平均線が横ばいだったり、角度が浅いときはトレンドの勢いが弱まっているため、価格に方向感がなく大きな下落を期待できない可能性があります。
1.ダウを確認(高値・安値を更新)
2.移動平均線の傾きの強さを確認
3.意識される抵抗帯やチャートパターンを確認
↓サンプル画像

・売りパターン④
4つ目の売りパターンは「移動平均線を大きく上回って買われすぎたとき」です。
一時的な買われすぎを狙って、逆張りの売りを仕掛けます。
買いパターン④のときと同様、価格と移動平均線との距離が大きなポイントです。
単に上昇したときに売ると上昇トレンドの継続によって含み損になりかねないため、エントリーの際はそれまでの水準に対して大きく離れていることを確認しましょう。
レンジもしくは下降トレンドの途中の急激な上昇や、短期では逆張りでも上位足では順張りとなる状況が理想的です。
逆張りは予想した動きから外れ、上昇トレンドが継続していく場合は損失が膨らみやすいので、直近の高値・安値やチャートパターンを考慮して損切のポイントも必ずエントリー前に決めておきましょう。
1.移動平均線から強く大きく乖離したことを確認する。
2.上位足のトレンドも確認する。
3.意識される抵抗帯やラウンドナンバーを確認する。
↓サンプル画像

3.まとめ
ここまでに紹介してきた、買いパターン4つ、売りパターン4つ、合計で8つの売買ポイントをしっかり理解することができたでしょうか?
最後に非常に大切なことをお伝えしますが、グランビルの法則は各々の時間足によってパターンが違って見えてくると思います。
では、どの時間足を信じてトレードをするべきか?
正解は・・・どの時間足でみても正解になります。
自分の決めた時間足を根拠にエントリーとイグジットの位置を決めれば問題ありません。
ですが、、、
グランビルの法則をより有効に使うには上位足から下位足までを複合的にみて、MTF(マルチタイムフレーム)分析を組み合わせることが大切です。
例を紹介します。
■ドル円 ショート エントリー
【4時間足】

【1時間足】

【15分足】

■4時間足・・・売りパターン③
■1時間足・・・売りパターン②
■15分足・・・売りパターン①
※各時間足で売りパターンが揃う。
いかがでしょうか?
このように各時間足を複合的にみてより根拠を積み上げることで間違いなく勝率があがってきます。
さらにダウ理論もしっかりと把握しておくとことよいでしょう。
そして無駄なエントリーが減りスマートなトレードができるようになります!
この手法を活かし是非、これからのトレードに活かしていただければと思います。
最後に最も重要なことになりますが、、、
あくまでも移動平均線は過去のローソク足(値動きを)を基に作られて生きいます。
そして、その値動きを基に分析を行っていくのが『グランビルの法則』です。
きれいな形に見えず根拠が薄いならエントリーしない。自分の都合で無理やり根拠を作らない。
もし、違う値動きになって形が予想していた通りにならなかったらすぐに損切りをしましょう!
というより、エントリー時に必ず損切り位置を決めてからエントリーをしましょう!
※投資は複数の口座でリスク分散しましょう!
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