「ダウ理論」という言葉はFXトレードをしている人なら1度は聞いたことがあるかと思います。
これはアメリカの証券アナリストであったチャールズ・ダウ氏によって提唱された相場分析の理論です。
相場には基本的にトレンド相場とレンジ相場があります。
(大きくみると全てレンジ相場でできているという考えもありますが。)
自分が今見ているチャートがトレンド相場なのか?レンジ相場なのか?
テクニカル分析を行う上で基礎といっても過言ではないくらい重要で欠かかすことのできない考え方になります。
ダウ理論の本質を理解することで、より精密なトレードができるようになりますのでしっかり理解していきましょう!
1.ダウ理論
ートレンドの定義
ダウ理論において特に重要となるのが「トレンドは明確な転換サインがでるまで継続する」という考えです。
これはどういうことかというと、高値や安値を更新しただけではトレンドと呼ぶことは出来ず、
高値と安値を切り上げていく ⇒ ”上昇トレンド”
高値と安値を切り下げていく ⇒ ”下降トレンド”
と定義されています。
【トレンド定義】
ートレンドの転換
ダウ理論に基づくトレンドの条件が崩れたとき、そのトレンドは終了したと考えます。
高値と安値のどちらか片方だけではなく、両方が否定された時にトレンドが転換したと判断できます。
上昇トレンドの途中 ⇒ 高値を更新できない・安値を切り下げた
下降トレンドの途中 ⇒ 安値を更新できない・高値を切り上げた
また参照する高値と安値は常に最新のものを判断材料としましょう。
すでに更新されている過去の高値や安値は、あまり有効になりません。
あくまでも直近の高値と安値を判断材料として使うことを忘れないようにしましょう。
【トレンド転換】
ーエントリーと決済
ここまではトレンドの方向や転換を見極める話をしてきました。
あとは実際にエントリーをどのようなポイントで行うかを解説したいと思います。
■買いエントリー
高値と安値が切り上がる上昇トレンド中 ⇒ 前回の高値を更新したらエントリー
■売りエントリー
高値と安値が切り下がる下降トレンド中 ⇒ 前回の安値を更新したらエントリー
●決済
決済の合図はトレンドが転換したポイントです。
上昇トレンドの場合 ⇒ 高値・安値の両方が切り下げたら
下降トレンドの場合 ⇒ 高値・安値の両方が切り上げたら
このタイミングで含み益なら利益確定、含み損なら損切りとなります。
※損切:重要ポイント!
予めエントリーポイントの直近の安値ないし高値の少し離れたところは損切りとしましょう!
そもそもトレンドの方向感があっていないので再度、分析をする必要があります。
トレードはいくらでもチャンスはあるので焦らず必ず損切をして大切な資金を守りましょう!!
【エントリーポイント】
【損切り】
JFX2.まとめ
ここまでの記事はダウ理論の基礎中の基礎をすごくシンプルにお話しました。
・トレンドの方向、トレンド転換の見極めについての考え方。
・トレンドを掴んでからのエントリーから決済までの流れ。
トレードにはいろんな手法があるかと思います。
私も様々な手法をお金をかけて学んできました。
(インジケーターやオシレーターの向きや数値がいくつになったらなど…)
有効な手法もあればあまり有効じゃないものもありましたが、たくさんお金をかけて分かったことは
そもそもしっかりとローソク足の動きをみて基本の分析ができていないとどの手法も全く意味が無いということです!
イチロー選手や大谷選手と同じバットやグローブを使って、同じような打ち方や投げ方をしても、
同なじようプレーや成績は残せませんよね?
ピッチャーの投げる球、バッターの打った打球を見極める力があるからこそ偉大な成績を納めることができたのだと思います。
相場も同じで、その時その時の値動きをしっかりと見極めて分析するからこそ、利益を残せていけるのだと私は考えています。
最後に重要なポイントになりますが、以下のルールは大切にしてください。
①必ず上位足(4時間足~1時間足)のダウを確認。
②次に下位足(15分足~5分足)のダウを確認。
③上位足と下位足の方向が同じ方向になる。
④損切位置と利確位置を見極める。
⑤リスクリワードを確認する。
⑥エントリーする。
俗にいうMTF分析(マルチタイムフレーム分析)ですね!
上記のルールを参考にしてみてください。
確実にトレードの質が変わってくると思います!
私のリアルなトレードは、X(旧Twitter) @k_trade_cell の方でも発信してますので是非、参考にしてみてください!
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